占星術のお話

西洋占星術について、思いついた事柄を無作為に語らせて頂いております。

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

西洋占星術出生チャートの読み方(5)

以上のように、太陽・月・ASC・MCに限定して、チャートを分析してゆけば、チャートの人物の宿命のアウトラインを把握することができる。そして、例えば結婚について聞かれたときに、初めて第七宮そして第五宮の状況と、その支配星について調べれば良い。最初…

西洋占星術出生チャートの読み方(4)

ルナー・サイン・チャートは、原則的に出生時間が分からないと作成できない。何故なら、月は一日に平均で13°10′36″動くので、出生時間によっては、月が次の星座に移行してしまう可能性があるからである。サン・サイン・チャートにしても、出生時間が分からな…

西洋占星術出生チャートの読み方(3)

太陽が在泊しているハウスと星座は、生命エネルギーが発現する方向性や傾向を示唆している。太陽の在泊する星座の支配星をサン サイン ルーラーと呼び、ASCに対する統治星と同じように、重要な役割を担っている。サン サイン ルーラーが在泊するハウスと星座…

西洋占星術出生チャートの読み方(2)

ASCの前後5°以内に天体が在る場合、それを上昇星と呼び、個性や人格に多大な影響をを与えるものとしている。例えば、ASCが天秤座に在り、海王星とコンジャンクションで、しかも金星とタイトなトラインを形成している場合、その人はとても人あたりが良く、優…

西洋占星術出生チャートの読み方(1)

占星術の師・橋本航征先生によると、紀元前のインド占星術の経典「ブリハット・パラーシャ・ホラーシャ・スートラ」には、出生チャートの鑑定は以下の三つの方法を併用すべきであると説かれているとのこと。 ASC(アセンダント)のある星座を第一宮とする。 …